松山競輪GⅢ「開設72周年 金亀杯争覇戦」は4日、準決3番勝負をメインに3日目を続開する。

 石原颯(21=香川)は初日8Rは3着スタートも、痛恨の組み立てミスを喫しレース後の表情はさえなかった。だが、2日目二次予選8Rはそんな失敗をぬぐう痛快弾で見事に挽回。寸前に小川真太郎(29=徳島)に逆転されたものの「後ろを引き離せた感じがあったのでペースに入れられた。初日に比べればいい感じ」としてやったりだ。

 9月岐阜GⅡ「共同通信社杯」で落車し鎖骨を折するも早々と復帰して今節が3場所目。明らかに復調の兆しを見せている。「前回の(小倉GⅠ)競輪祭から日にちも空いたし、徐々に良くなっていると感じます。レースでも出せるようになってきた」

 準決勝が行われる開催3日目は、奇しくも22歳の誕生日。「とくに意識はしていなかったですが、いいレースで飾れれば」とニッコリ。12Rは四国ライン4車の先陣役で、今シリーズ連勝中の新田祐大(35=福島)が相手。「新田さんとあたると思っていました。競輪祭で負けているので頑張ります!」と魅せるレースでバースデーを彩るか。