四日市競輪ナイターGⅢ「開設70周年記念(泗水杯争奪戦)」が6日に開幕した。11Rの一次予選は、7番手まくりを決めた谷口遼平(27=三重)を柴崎淳(35=三重)がゴール前でとらえて白星スタートを切った。前検日から腰の不安を口にしていた柴崎だが、気持ちでカバーした。

「顔見せの時から本当に声援がすごくて。かなり力になったし、最後は気持ちだけでした。オレ、愛されてますね(笑い)」

 近年は持病の腰痛やケガに悩まされており、「強かったころの体に戻したいけど、それはもう無理なので。これからは気持ちで。限界を作らないように、とは思っています」と新たな〝柴崎淳〟を作り上げている段階。2日目以降も、ファンの声援を力に変える四日市のプリンスが、気持ち一本で結果を出す!