【熊本競輪・さよならイベント】ファンが日本一の直線〝滑走路〟に別れを告げた

2021年10月23日 15時32分

子供たちも自転車に乗って最後の熊本バンクを〝滑走〟した
子供たちも自転車に乗って最後の熊本バンクを〝滑走〟した

 2016年の熊本地震で休催が続く熊本競輪場で23日、日本競輪選手会熊本支部主催の「くまもと500バンクサヨナライベント」が行われ、SNS等で事前に募集したファン、自転車愛好家らと選手が参加した。

 参加者は新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、バンク内を歩いたり、自転車に乗ったりして、幾多の名勝負を繰り広げたみなし直線69・5メートルの名物「滑走路」に思いをはせていた。

 時松正選手会副支部長(50=熊本)は「地震以降いろんな人に手伝ってもらった。その人達のためにも何とかしたかった。これで自分たちも区切りをつけることができる」と話した。

 武雄FⅡ開催中で同イベントに参加できなかった西島貢司支部長(52=熊本)は「新しいバンクを選手もお客さんも待っている。一日でも早く開幕を迎えられることが選手、お客さまにとって一番の良い薬になる」と述べた。
 
 熊本輪界のトップレーサーで弥彦GⅠ出走中の中川誠一郎(42=熊本)は熊本競輪場でレースを走るまでが「復興」とい言い続けてきた。「たくさんの人たちの思い出も詰まっていてサヨナラは寂しいですが、新しくなったバンクで競輪を走れる日を目標に頑張ります」と気持ちを新たにしていた。

 工事は11月から本格的に始まり、バンクは解体され、400バンクに生まれ変わる。損傷の激しいスタンド等も解体、再建などをして2024年の営業再開を目指す。なお、工事中も場外発売は行う。

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