【平塚競輪・GⅢ湘南ダービー】古性優作が村上義弘に「セコい!」 その真意は…

2021年09月29日 18時01分

古性優作が新たな一歩を踏み出す(東スポWeb)
古性優作が新たな一歩を踏み出す(東スポWeb)

 平塚競輪場で開催されるGⅢ「開設71周年記念 湘南ダービー」は30日、初日を行う。古性優作(30=大阪)は8月いわき平競輪場で開催された「オールスター」で濃厚なGⅠ初優勝を飾った。

 脇本雄太(32=福井)の番手でつかんだ栄冠。ドラマはゴールから数分の間にも展開される。「ゴールしてグッと来て、脇本さんからポンっと背中を叩かれて泣きそうに…。でも、こらえて」。3年前の大会では脇本に離れ、そこからの時間があった。そして「敢闘門に戻ったら、村上(義弘、47=京都)さんが待ってくれていて、その顔を見たら…」。感極まった。

「村上さんがいなかったら、優勝できなかった」

 古性は断言する。村上の存在が、その走りが古性を成長させた。レースで何かを感じたら、村上に助言を求めた。いつも村上の走りから、何かを得ようとした。「あの表情、言葉では表現できないですね。何というか…」。村上義弘、を見るだけで心に突き刺さるものがあるのだ。

「村上さん、セコいっす!」

 突然シャウトした思いは子どものようなもの。「だって、村上さんは言葉にしなくても伝わるでしょう! そんなんあります!?」。あまりにもすごい存在過ぎて、うらやまし過ぎてたまらない。「も~、ホンマ、村上さん、好きです」とほほ笑むのだ。

 また優勝への具体的な指標としては「脇本さんと同じくらいの自力をつけること」にあった。「昨年の高松宮記念杯の準決なんです。大きく意識が変わったのは」。当時、誰が脇本の番手を回るのか他の大会も含めて話題の中心だった。

 だが「付くことを目標にしていてはダメ。脇本さんが安心して走れるように。後ろで仕事をするにも、同じくらいの自力がないと」と進むべき道を定めた。そのゴールがAS制覇だった。

 過酷な戦いの後は「腰痛が出て、体調も崩して…と。岐阜の共同通信社杯は濃厚接触者認定で欠場に」と波乱続き。気持ちを切り替えて、新たな一歩を踏み出す。初日の特選12R、古性が走りで与えてくれるものを感じ取ろう。

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