
松阪競輪のGⅢ「蒲生氏郷杯王座競輪」は10日、2日目を開催する。初日注目の12R特選は郡司浩平(31=神奈川)が直線伸びて復帰戦を白星で飾った。ただ、レース内容には不満の様子だった。
勝ったとはいえ、郡司に喜びの表情はなかった。「自分が想像していた以上に余裕がなかった」。落車のアクシデントがあったとはいえ、最終ホームは7番手。最後も自分からというよりは先にまくった山田庸平(33=佐賀)の勢いをもらった形でのもので、到底満足することはできなかった。
「レースの流れが思っていた以上に速かった。脚がたまっていなかったです」
まるで敗者のようなコメントが出てくるのはS班の責任感からだ。
「自分はしっかりと仕掛けて1着を取ることが求められているので」
しかしながら、適応能力の高い郡司のこと。一走したことで2次予選は修正してくるはず。12Rでは本来の強い郡司の走りが期待される。
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