【向日町競輪・GⅢ平安賞】〝競輪伝道師〟佐藤慎太郎は豪華メンバーに何を思う?

2021年09月01日 16時35分

佐藤慎太郎は競輪界を誰よりも思う

 向日町競輪のGⅢ「開設71周年記念 平安賞」が2日、開幕する。〝競輪伝道師〟佐藤慎太郎(44=福島)は、豪華メンバーの激突に何を思うのか。

 競輪を愛するがゆえにもどかしい。「豪華なのはいいんだろうけど、欠場になった和田健太郎(40=千葉)までいたらS班は5人だったんだよ」。加えて地元のトップスターも大集結。今シリーズはGⅢの規格を上回るサイズ感がある。多くのトップ選手が戦う姿を見られることは、一時的には最高だ。

「新田祐大(35=福島)と脇本雄太(32=福井)の2人がいるだけですごいメンバーだよ。それに例えば松浦悠士(30=広島)と清水裕友(26=山口)のコンビがいつでも見られるのはどうなの? 昔だったら神山雄一郎(53=栃木)と吉岡稔真(65期、引退)はGⅠ決勝でしか当たらないとか、どっちが本当に強いのか、とかワクワク感があったと思うんだよ。ストーリー性がね」

 コロナ禍にあって、競輪界としては開催を守る手を背水の陣で続けている。その状況も痛いほどわかるが、今こそ「変えていけるものもあるんじゃないか」と考えている。GⅢを以前のような前節後節にしたり、レース数を見直したりと、頭をひねるのだ。

 競輪界のことを思いつつ、やはり最重要なのは目の前の一戦。「新田といい走りを見せたい。まず離れないこと」。結果を残してこその思いは強い。責任ある立場だからこその発言、提案は重い意味を持つ。競輪界のために――。

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