高知競輪GⅢ「開設71周年記念」(よさこい賞争覇戦)が1日に最終日を行った。

 決勝12Rは真杉匠(22=栃木)マークから自身でまくりに転じた長島大介(32=栃木)が、長島後位をさばいた佐藤慎太郎(44=福島)の追随を振り切ってV。2017年7月の久留米以来4年ぶり、通算2回目のGⅢ制覇を達成した。2着は佐藤、3着は佐藤に続きコースを縫った志村太賀(38=山梨)。

 同県の練習仲間である真杉の頑張りをムダにしないためにも思い切って飛び出した。「(距離は)長いと思ったけど後ろに2人いたので行った。でも慎太郎さんが後ろとは寸前まで気付かなかった」と苦笑い。直線では河村雅章(38=東京)との勝負と思っていたという。

「デビューから見ていて、いつの間にか追い抜かれた」という真杉の成長が頼もしく、今節は自身のレースも引き締まっていた。「3日間、自力で動いて最終日に真杉(の番手)。自力で動いたおかげでしょう。理想的な流れで決勝を走れました」


 この後は、いわき平GⅠ「オールスター競輪」が控えている。「いつもGⅠで活躍できていない。前回の高松宮記念杯もボロボロで。その後に失う物はないと思いシューズを替えてみた。そうしたらいい感じで。流れをつかめたし、今回は高松宮記念杯のようにはならないように。番手でも自力でも、どの位置でもやりきります」と健闘を誓った。