【Challenge!新人競輪選手紹介】元Jリーガーの北井佑季「ウィキペディアにはそう書いてあるんですけど」

2021年07月28日 16時00分

元Jリーガーの北井佑季は本格デビュー戦で完全優勝!

 7月に本格デビューしたルーキー(119期、120期)を取り上げる「challenge! 新人選手紹介」。今回は元Jリーガーの北井佑季(31=神奈川)をピックアップ。サッカー選手時代から競輪への転向を考えていたという31歳のオールドルーキーが、競輪選手を目指したワケや今後の目標を語った。

 サッカー選手の時から〝次の道〟として競輪選手への転身を考えていたという。「サッカー選手は寿命が短いしプロとしてあと何年できるかわからない。ただ競輪なら努力次第では長く現役を続けられると思ったので。富山のチームに在籍していた時は家の隣が競輪場でしたし、縁もあったみたいです(笑い)」

 2019年3月にサッカー選手としてのキャリアを終えると、同じく元Jリーガーだった河野淳吾(39=神奈川)の師匠である高木隆弘(52=神奈川)の下で養成所合格へ向けて鍛錬を始めた。

「受験は一回だけのつもりでした。高木さんに付きっきりでみていただいたおかげで、なんとか養成所に合格できました」

 自転車の経験が浅かったにも関わらず試験は一発合格。しかも在所時にはゴールデンキャップも獲得した。サッカー選手の脚力はやはり伊達ではなかったようだ。

「元Jリーガー」という異色の肩書を引っ提げて7月の西武園で本格デビュー。初日は堂々の逃げ切り、準決では流した所を叩かれてしまい〝プロの洗礼〟も受けたが、直線で剛脚を繰り出し連勝。決勝は後続を引き離す圧勝劇で完全優勝と、上々のスタートを切った。

 サッカー選手時代はフォワードやミッドフィルダーとして活躍し、豊富な運動量でチームに貢献してきた。そんなストライカーは競輪でも持久力が大きな強みで「長い距離を踏めるのが自分の長所だと思うし、そこを生かしたレースをしていきたい」と意気込む。

 本格的に自転車に乗り始めてまだ2年半。伸びシロは無限大にある。かつてボールを蹴っていた〝アシ〟で今はペダルを漕ぐ根っからのアスリートが「GⅠ制覇」という夢に向かって前に進み続ける。

【Q&A】
――苦手な食べ物は肉?
 北井 ウィキペディアにはそう書いてあるんですけど、全然そんなことないですよ(笑い)。基本的に何でも食べます。ただ、脂っこいものは昔から極力摂らないようにしてますね。
――今後の目標は?
 北井 先行基本の自力で、どこまで上へ行けるか試したい。タイトルを取っている師匠に追いつけるように努力しています。

☆きたい・ゆうき 1990年1月27日、神奈川県生まれ。元サッカー選手。2019年3月に現役を引退し競輪選手に転向。本格デビュー戦の西武園(7月10~12日)で完全優勝を達成。師匠は64期の高木隆弘

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