富山競輪のGⅢ「開設70周年記念 瑞峰立山賞争奪戦」は26日、最終日を行った。決勝は藤井侑吾(26=愛知)後位がもつれたところを稲垣裕之(43=京都)がロングまくりで仕留め、昨年大会に続く連覇を飾った。

 逃げて3着に入った藤井だが、レース後は厳しい表情を崩さなかった。「S級初の決勝が記念ということで緊張もあった。流し過ぎて雄作さんに迷惑をかけてしまった」。番手の竹内雄作(33=岐阜)が長い時間、絡まれる形になり猛省…。

「もっとS級戦を走って、いろいろ経験しないといけない」

 3着に入って11月に小倉で開催されるGⅠ競輪祭の出場権を手にしたが、その時までの成長を誓っていた。