富山競輪のGⅢ「開設70周年記念 瑞峰立山賞争奪戦」が23日、開幕する。初日の一次予選11Rを走る菊池岳仁(21=長野)は今、何を考えているのか。

 菊池がラインの走りを会得していく。「その方が自分には合っているはず」。早期卒業したほどのポテンシャルを持つが、自転車歴は浅く、まだ競輪への順応は完全ではない。

 今までを振り返り「自分で全部やろうとすることがあって、そうじゃなくてラインを生かす走りを」と、自身の成長のカギを話す。

 一次予選11Rは後ろが神山拓弥(34=栃木)―小林圭介(45=茨城)で、それを試すには絶好の構成だ。先行して、後ろ2人の援護を生かしてのライン決着を目指す菊池のレースをつくり上げていく。