福井競輪場のGⅢ「開設71周年記念 不死鳥杯」は8日に初日を開催した。一次予選7、8Rは大雨の影響により中抜き中止となった。バンク内の退避路部分が冠水し排水作業が間に合わず、レース実施が困難となったため。

 なお7、8Rは抽選を行い、みなし着位を決定した。

 抽選とは通称「ガラガラポン」と呼ばれるもので、抽選器に入れられた1から50の数字が書かれた玉を選手が回して、小さい番号を引いた順番でみなし着位が決まる。

 7Rは1位・東龍之介(31=神奈川)、2位・大石剣士(31=神奈川)、3位・斉藤登志信(48=宮城)4位・近藤修康(49=岡山)、5位・大西祐(34=愛媛)、6位・西村光太(35=三重)、7位・竹沢浩司(40=富山)、8位・武田憲祐(38=神奈川)、9位・坂本周輝(30=青森)。

 8Rは1位・愛敬博之(37=愛知)、2位・笠松信幸(42=愛知)、3位・小岩大介(37=大分)、4位・皿屋豊(38=三重)、5位・原口昌平(28=福岡)、6位・宇佐見裕輝(36=福島)、7位・中村昌弘(44=広島)、8位・高谷敏史(36=青森)、9位・荒沢貴史(42=北海道)となった。

 7Rの東と大石はまさかの〝南関ワンツー〟ににんまり。東は「抽選は何回かあったんです。佐世保では検車に神棚があって手を合わせた選手だけ勝ち上がれたんです(笑い)。今回も良かった」と高笑い。

 大石も「いつも4日目にバテる。だから一本走らずに脚をためられたのは大きい。次は東さんに抜かれないようにします」と笑わせた。

 8Rで本命に推されていた皿屋豊(38=三重)は「これじゃあ、まるで逃げて沈んだみたいじゃないですか(笑い)。後ろを連れ込めているし、2日目は修正してもっと粘れるようにします(笑い)」と、こちらもまさかの〝エア〟レース振り返りに冗舌だった。