ナイター開催の久留米競輪FⅡ「エンジョイスピードパークナイトレース」は5日、開幕する。

 今節はガールズも同時開催。また、119期の山根将太(23=岡山)、白井優太朗(19=広島)、神開一輝(27=福岡)、田川翔琉(23=熊本)の4選手と120期(ガールズ10期生)の宮本杏夏(19=岡山)、内野艶和(19=福岡)が本デビューを迎える。男子では在所成績8位の山根がシリーズを引っ張る。

 岡山期待の大型新人がついにベールを脱ぐ。鳥取県出身の山根は中大在籍時の2019年の大学対抗選手権(インカレ)1キロメートルTTでは1位と輝かしい実績を残し「自分の力がどこまで通用するか確かめたかった」と競輪選手になることを志した。

 競輪選手養成所の在所成績は8位。成績優秀者が手にすることができるゴールデンキャップも獲得した。卒業後に行われたルーキーシリーズでは3場所走ってオール優出1V。5月名古屋、6月和歌山では犬伏湧也(25=徳島)の後塵を廃したものの、5月大宮では3番手まくりで優勝と大器の片りんを十分に感じさせた。

 現在はS級で活躍する師匠・佐伯亮輔(26=岡山)の指導のもと、先行力の向上を目的に鍛錬を積み重ねている。将来的な目標はまだ定まっていないが「一戦一戦頑張っていきたい」。

 ただ、同期の米嶋恵介(29=岡山)が今月2日の松阪でいきなり優勝したことは、ちょっぴり意識しているようで「負けたら何か言われるかもしれないので、勝てるように頑張ります」。初日の出番はチャレンジのトリとなる5Rだ。先行主体の攻めで圧勝して、119期旋風を巻き起こす。