大阪府岸和田市の岸和田競輪場で開催されている「第72回高松宮記念杯」(GⅠ)は17日、初日を行った。西の特選11Rを制したのは清水裕友(26=山口)。なんともスッキリとした体型になっている。

 80キロの肉体が、80キロ以上の風格を放っている。「やせたって言われるんですけど、髪を切ったからでしょう。何にも変わってないんですよ」。しかし、シャープになった顔つきは明らかだ。

 幼少から自転車を始めたが、中学時代は柔道部にも所属していた。そのためか、武骨な骨格にずんぐりむっくりとした体型が板につき、デビューから柔道部員の面影は残り続けていた。

「ウエートトレーニングもするようになったからですかね。体重は前も80キロでずっと80キロなんですけど」

 初日の西特選11Rは松浦悠士の先行に乗り1着。「余裕はあったけど、判断が…」と反省しきりだったが、要所要所の動きはキレていた。2日目(18日)11Rの白虎賞も「しっかり自力を出して」勝利を目指していく。