【福井競輪・GⅢ大阪・関西万博協賛競輪】柴崎淳が5度目のGⅢ制覇!ライバルの〝アシスト〟で加速

2021年06月13日 16時56分

後輩の頑張り、敵のアシストを味方につけた柴崎淳が混戦を制した
後輩の頑張り、敵のアシストを味方につけた柴崎淳が混戦を制した

 福井競輪GⅢ「第1回大阪・関西万博協賛競輪」は13日、最終12Rで決勝戦が行われた。混戦を制したのは柴崎淳(34=三重)。最終バックで吉田茂生(30=岐阜)の番手からまくりを放ち野田源一(42=福岡)の追撃を振り切った。柴崎のGⅢ優勝は2019年11月の四日市以来、通算5度目。2着には野田源一、野田マークの合志正臣(43=熊本)が3着に続いた。

 前を任せた吉田の頑張りに応える気合いのVには同じ失敗を繰り返さない壮絶な覚悟があった。前場所の岸和田S決勝で野田と対戦して優勝をさらわれていたからだ。「ゲンさん(野田)が中団にいたしビクビク。岸和田で踏み負けていたし同じ失敗はできなかった。完全に行かれたと思ったし気持ちひとつ、無我夢中に踏みました」

 激しい道中で柴崎に追い風があったという。「ゲンさんを張りながら踏んだとき、ゲンさんのハンドルが僕のケツに入り、押してもらう形になったんです」と、ライバルの思わぬアシストが柴崎のスピードを加速させた。

 長らく中部を代表する自力選手として活躍しているだけに、後輩の頑張りで手にしたVはまたひとしおだ。「後輩に前を任せて優勝したのはグレード戦では初めて。僕も若いころは果敢に行くシーンもあったし、これまでのことが生きてきた一走でした」と喜んだ。

 昨年9月の伊東GⅡ「共同通信社杯」で落車し腰椎を骨折。選手生命を脅かされるほどの大ケガを負ったが不屈のガッツで乗り越えた。GⅢタイトルを手にしてようやく復活への道が開けようとしている。「GⅠ優勝を目指してやっていく。そこは、ケガする前と変わらない!」と、先を見据えて、さらなる健闘を誓った。

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