福井競輪GⅢ「第1回大阪・関西万博協賛競輪」が11日、2日目を開催する。二次予選11Rの福永大智(23=大阪)は挽回の一戦となる。 
 初日、11Rは消極的な組み立てが災いし、マークした渡辺十夢(40=福井)を競らさせてしまった。後ろを気にするあまりに小玉拓真(31=岡山)のカマシを浴びて万事休す。4着に流れ込むのでいっぱいだった。

 渡辺が番手を守り切り自らコースを縫って2着をキープしたから良かったものの、一歩間違えば共倒れもあった紙一重の展開だった。

「初日はしょうもないレース。やってしまいました。論外ですね…」とレース内容を猛省し、唇をかみしめた。

 岸和田バンクでは強烈ダッシュに練習仲間が次々と離れるなど底抜けのパワーを発揮していると聞くが、なかなか競走で生かせないことがもどかしい。「ワンランク上の相手を倒さないと競走得点が上がらない。それは分かっているんですが…」と現状打破にやきもきしている。

 二次予選11Rは地元の鷲田佳史(38=福井)に任された。ここも人気を集めること必至で同じ失敗は許されない。「もっと考えてしっかり駆けます!」と巻き返しの一打を放つ。