【別府競輪・GⅢオランダ王国友好杯】大型新人・山口拳矢がGⅢV一番乗りへ「そこは狙いたい」

2021年06月07日 20時25分

注目の新鋭・山口がGⅢ初優勝を狙う

 別府競輪GⅢ「開設71周年記念」(オランダ王国友好杯)は最終日の8日、3日間の激闘を勝ち抜いたベスト9による決勝戦(V賞金381万円)が最終12Rで争われる。9RではA級ナンバーワンを決める「レインボーカップA級ファイナル」(1着賞金113万円、1~3着はS級2班に特別昇級)が行われる。ファイナルはダービー王・松浦悠士(30=広島)のまくりに期待したが、スーパールーキー・山口拳矢(25=岐阜)のGⅢ初制覇も狙いたくなる。

 3日目(7日)の準決12Rで会心のレースを披露した。117期の若武者は初対戦となる王者相手にも気後れすることはまったくなし。6番手周回の山口は山本伸一(38=京都)―稲垣裕之(43=京都)が切った上を叩いて鐘前から先行態勢へ。後方から反撃する松浦のアクションには瞬時に察知し巧妙なペース配分に持ち込んだ。「大槻(寛徳、42=宮城)さんを信頼していた。立ちこぎした時に脚が痛かったけど我慢した」

 松浦のまくりは結局、3番手が精いっぱい。最終4角まで先頭で引っ張った山口は大槻には抜かれたものの2着でゴール。GⅢでは昨年12月の広島以来となる優出切符を手にした。「いいペースで駆けられた。決勝だったら良かったけど(笑い)」

 昨年デビューの117期生にGⅢ覇者はまだいない。5月奈良「施設整備等協賛競輪 秋篠賞」での石原颯(21=香川)の準Vが最高成績。次走に初のGⅠ岸和田「高松宮記念杯」(17日~20日)を控え、出世街道をノンストップで駆け上がっていくケンヤには一番乗りの称号がふさわしい。

 決勝12Rは古豪・村上博幸(42=京都)に前を託され、松浦、郡司浩平(30=神奈川)、守沢太志(35=秋田)のS班と対峙する。最終決戦を前に「チャレンジャーとして頑張る」と意気込んだあと「そこはしっかり狙いたい」。GP2勝の父・幸二氏(引退、現競輪評論家)の偉大なるDNAを受け継ぐスーパールーキーが大仕事をやってのけるか。

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