別府モーニング競輪は29日に初日を開催する。シリーズリーダーと目されるのは7Rに出走の安達隆己(24=栃木)だ。5月広島、続く静岡と前2場所は準決で敗退しているが、しっかり巻き返すことができるか注目したい。

 昨年9月の函館から19場所連続優出を果たしていた安達。「その時はまくりが多くて、後ろに迷惑をかけることばかりだし、逃げた時はマークしてくれた先輩方が、しっかり仕事をしてくれたおかげ。運が良かっただけです」と、謙虚に受け止めている。

 前2場所は準決で敗退しているが「4月の青森からセッティングを変えてみたのですが、すぐに脚がいっぱいになるし、車が前に進まないという感じ。なので、今回はセッティングを戻します。直前は師匠の中川(貴徳、37=栃木)さんの指導のもと、若手中心にしっかり練習してきましたから」なら、本来の実力を発揮してくれそう。

 アイスクリームが大好きで、前検日には3個は普通に食べていたというが「実はここ2日間、食べていない。周囲からアイスの食べ過ぎで太ったのが原因で成績が悪いと思われているからです。自分でもヤバいと思っているし、今は冷凍した果物で代用しています」とのこと。アイス断ちの成果をぜひ出したい。

 別府は「プロとしては初めて。高校時代にインターハイで走ったけど、その時は周回で落車して鎖骨骨折をしているので、いい思い出はない」というが、今回は別府の悪いイメージを払拭できるかも課題のひとつだ。