【Challenge!新人競輪選手紹介】渡口勝成 本デビューを前に「だいぶ脚力は伸びた」右肩上がりの成長続く

2021年05月25日 16時00分

ゴールデンキャップ獲得で将来性十分の渡口

 SS班の清水裕友を筆頭に史上最高の戦力を誇る山口支部に、頼もしい新戦力が加わった。競輪選手養成所時代にはゴールデンキャップを獲得し、卒業記念レースでも決勝に進出。卒記チャンプの称号こそ逃したが、堂々の実績を引っ提げてプロとしての道を歩み始めた。

 プレデビューとなったルーキーシリーズ(静岡・5月1~3日)は「課題がたくさんある開催でした」と振り返る。「距離もモガけないし、レースの組み立てもできてない。焦って周りも見れなくなるし…。でも、一緒のあっせんだった国村(洋)さんに先行の仕方を教えてもらったり、自分になかった知識も得ることができて勉強になった」と確かな収穫もあった。

 続く名古屋(8~10日)では、初日にまさかのアクシデント。前走者の落車を避け切れずバンクに叩きつけられたが、大事には至らず。続く大宮も気丈に出走するタフネスぶりを披露した。

 7月の本デビューを前に「6月は開催がないのでもう一度、自分を鍛え直していく」とさらなるパワーアップを目指す。「日大(自転車部)ではあまり戦力じゃなかったし、選手にはなりたかったけど実力がなかったので、自分ではやっていけないと思ってた」と吐露したが「大学の時と比べてもだいぶ脚力は伸びたと思うので、練習次第でまだまだ」と右肩上がりの成長を続けている。

 デビュー後の目標を聞くと「早く上のクラスに上がるというより、その前に競輪をしっかりと覚えていきたい。そうすれば、自分のやりたい戦法で勝てるんじゃないかなと思うので」と、明確なビジョンを描いており地に足がついている印象だ。エリート街道を歩んできたわけではないが、伸びしろたっぷりの有望株の成長する姿を、しかと見届けたい。

【Q&A】――選手を目指したきっかけは

 渡口 大学4年になった時に、親に1回だけ(養成所の試験を)受けてくれと言われたので、就活が終わってからクロモリ(競輪用自転車)に乗り替えて練習しました。

 ――お姉さん(まりあ)の影響

 渡口 いや、そういうわけではないですね。

 ――ニックネームの「ワタリ119」は119期の渡口だけにピッタリ

 渡口 芸人さんの方のワタリ119が頑張ってくれて定着すれば面白いですけど(笑い)。

 ☆わたりぐち・かつなり 1997年7月9日、山口県生まれ。競輪選手養成所時代にはゴールデンキャップを獲得。在所成績7位で、卒業記念レース決勝3着。5月静岡ルーキーシリーズ((3)(4)(5))でプレデビュー。

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