【前橋競輪・GⅢ三山王冠争奪戦】準決で〝終わったはず〟の脇本勇希が大逆転の大まくり!

2021年05月22日 21時05分

〝良血〟の脇本勇希からは兄同様の大物感が漂っている

 前橋競輪開設71周年記念(三山王冠争奪戦)は22日、3日目を開催し、準決勝10Rは脇本勇希(22=福井)が絶望的な展開から奇跡の大まくりで大金星を挙げた。

 後ろ攻めだった脇本は佐々木悠葵(25=群馬)にフタをしたが、赤板過ぎに佐々木に飛ばされてしまい、大きく後退。打鍾を最後方で迎えた。脇本の車券を買っていたファンはこの時点で〝紙くず〟になったと思ったことだろう。脇本自身も「あぁ、終わったなって(苦笑)。あとは東口(善朋、41=和歌山)さんの邪魔にならないように一番後ろまで下がりました」と、諦めかけたという。

 ところが「(隊列の一番後ろに収まってから)脚がどんどんたまってきたんです」と兄・雄太(32=福井)をほうふつとさせる〝ゾンビ級〟の鬼地脚で復活すると、もつれた前団を大まくりでのみ込んだ。「自分でもビックリです。先行すればいい勝負ができるかなとは思っていたけど、まさかまくりで1着を取れるとは(笑い)」

 レース後は兄について話すシーンも。「兄も確か前橋で(9番手まくりを)やってましたよね。(このレースを)褒めてくれる? いやいや、僕には『大したことないな』って言うと思うし、むしろツイッターには『先輩を付けてあんなレースをして(怒)』みたいなことを書き込んでいそう(笑い)。うわー、気になる。(ツイッターを)めっちゃ見たいです」

 リップサービスを忘れないあたりも偉大な兄にソックリ。大物感が漂う脇本が決勝でもあっと驚く走りを披露してくれそうだ。

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