豊橋ミッドナイト競輪2日目(16日)は準決をメインに行われる。9Rは新鋭の小笠原光(25=岩手)とベテランの坂木田雄介(47=千葉)が激突。8Rは小笹隼人(31=奈良)、下岡優季(31=愛知)の105期2人が力勝負を演じる。

 小笹はS級だった前期の後半は見せ場をつくれないことも多かった。降級した今期は「練習の力を出したいし、バックを取るレースを心掛けている」と、攻めの姿勢を前面に出し再浮上を図っている。

 高橋幸司(32=山形)にカマされた初日特選も「高橋さんを合わせて逃げるつもりだった。そこは反省ですね」と先行の組み立てだった。「(4番手で)脚はたまっていたので、いい感じで踏んでいけました。番手の坂木田さんを乗り越えたかったですが」。粘り強く踏み上げ、番手絶好の坂木田に迫っての2着。好感触を得て声は明るい。

 準決は同期同級生の下岡が対戦相手で、互いに脚力や手の内はわかっている。やりづらさがないか聞くと「負けた記憶がないです。嫌がるのは下岡のほうでしょう」。強気のコメントを出す小笹が頼もしい。