【小倉競輪・ミッドナイト】 初日圧巻逃げの田村裕也 積極プレーで初の優出切符をゲットだ

2021年05月09日 12時37分

初日圧巻逃げの田村裕也が旋風を起こす
初日圧巻逃げの田村裕也が旋風を起こす

 久留米市営の小倉ミッドナイト競輪「オッズパーク杯」(FⅡ)は8日、開幕した。初日メインの9R特選は大西貴晃(28=大分)が鐘4角まくりで堀僚介(26=大阪)をゴール前で捕らえて幸先のいいスタートを切った。予選は8Rで115期の松尾勇吾(22=熊本)は勝利したが、最も盛り上がったのは、その前の7Rでの田村裕也(25=徳島)の激走だった。

 師匠の山本宏明(42=徳島)と一緒の競走は初めてということもあり、田村は前検日(7日)のメンバー発表の時点から「今までお世話になってきたので重みが違います」と興奮は隠し切れなかった。
 
 8日7Rの本番では外枠の不利を克服して前取りに成功。「下げる気はなかった」。残り2周の赤板前に上昇してきた川口聖翔(31=三重)を突っ張って、位置を後方へ戻すと、鐘の音と同時に先行モードに突入。山本―中村秀幸(54=高知)を引き連れ、高速エンジンを噴かしたまま、ラスト1周半をぶん回した。4番手から車間を切って得意パターンのまくりに持ち込んだ秋山貴宏(39=佐賀)にもレースをさせない会心の走り。そして、山本を振り切っての逃げ切り勝ちだ。「(A級1、2班戦の)予選では初の1着。師匠とワンツーが決まってよかった。小倉はニュートラルに入ったら(スピードが)落ちないイメージだったので」と、ようやく表情が和んだ。山本は「めっちゃ強かった。車間を空けて思い切って援護しないといけないと思っていたが、バック線の時点でその必要はないな、と。(スピードに)許容範囲を超えていた」と弟子の成長に目を細めていた。

 2日目(9日)準決は8Rに登場する。田村の後ろは同県の佐竹和也(41=徳島)と高嶋一朗(53=岡山)とまたしても〝重く〟なったが「自力で」と戦法に迷いはなし。特選組の堀と再戦となる秋山が相手なら自由に泳がせてくれそうで先手は取れる。積極プレーに徹して2着以内に踏ん張り、1、2班戦では初の優出切符をゲットしたい。

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