【佐世保・ミッドナイト】徹底先行・一ノ瀬匠が「競輪」を見せる

2021年05月05日 14時04分

準決も積極果敢な走りを誓う一ノ瀬匠

 佐世保ミッドナイト競輪の「オッズパーク杯」(FⅡ)は4日、開幕した。初日は悪天候が影響したのか、3Rで3連単17万円超のビッグ配当が飛び出すなど、予選は3個レースで万車券決着と大荒れ。最終の特選9Rも流れは変わらず、和田誠寿(30=広島)が6番手から直線強襲して好配メーカーとなった。シリーズ2日目の5日は7~9Rの準決3番がメイン。坂本紘規(24=青森)、阪本和也(25=長崎)、野口大誠(31=熊本)が3本柱。注目は7Rの一ノ瀬匠(33=佐賀)が「競輪」をして〝第3のライン〟の評価を覆せるか。

 初日(4日)の予選5R、一ノ瀬は赤板過ぎに先頭に立つとこれまでの経験で培った先行テクニックを存分に発揮。緩急をつけたペース配分と一ノ瀬にマークした古閑良介(47=福岡)の好ブロックもあり、別線の渡辺颯太(25=静岡)を手玉に取った。3番手の滝山実(43=徳島)も続いて西日本ラインで確定板を独占した。「一ノ瀬のレースやったすね」。デビューから徹底先行の看板を掲げて、ひたむきにやってきた男が誇らしげに胸を張った。最終3角での古閑の職人技ともいえるさばきも背中で察知していたようで「競輪でした。カタカナではないですよ。最近は英語も増えてきましたけど、漢字です。男の競輪」と心底喜んでいた。

 選手会佐賀支部の開催指導員を務めている一ノ瀬は先月後半に記念、モーニングと立て続けに開催があったため公務に追われた。ネクタイ姿が〝お似合い〟で、練習に割く時間はほとんどなし。3日の前検日は「練習が追いついていない」と〝泣き〟が入っていたが、本番が始まってみればこの快走だ。

 2日目(5日)の準決7Rは北日本の117期・坂本と特選シード組の篠原龍馬(39=高知)が相手の三分戦では〝第3のライン〟の評価になってしまうが、強調材料としてはラインが古閑と穴井利久(50=福岡)が続き3車になったことか。「自力でやる」。揃って外枠で後ろから上昇してレースを動かしてからの走りになるだろうが、ラインの絆でまた「競輪」を楽しませてもらいたい。

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