【小田原競輪・S級シリーズ】先行逃げ切り勝ちの藤木裕「底力、でしたね」

2021年04月22日 15時00分

藤木裕が復活の歩みを進めていく

 小田原競輪場で開催されているS級シリーズは22日、初日を行った。S級予選8Rで2010年に当バンクでS級初優勝を飾った藤木裕(36=京都)が〝懐かしい〟先行逃げ切りで1着ゴールを駆け抜けた。

 かつては突貫先行でGⅠの決勝に乗っていた猛爆レーサー。度重なる故障で今の位置に甘んじているが、先行については体が覚えていた。「準決とかならまくられるとは思うけど、予選では通用するペース」。とはいえ、残り2周から仕掛けての逃げ切りはさすがだ。

「あそこで体が動いたことが収穫ですね」

 そして力が湧き起こった原動力は、責任感だ。レース前の2車単のオッズは松村友和(41=大阪)とのワンツーで1倍台。「1.8という数字が見えて、まだオレからこんなに人気になるんやと。応えられて良かった」。最終的には1.7倍のオッズでファンの期待に応えた。

 現在、36歳。「6月に37歳になるけど、38歳の時にはGⅠにまた戻りたい。今期しっかりS級1班を取って、来年の今ごろには107、8点には」と闘志をみなぎらせる。京都の、近畿の次世代を担うとされた男は、まだ死んでいない。

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