西武園競輪開設71周年記念(GⅢ・ゴールド・ウイング賞)は16日に2日目を開催し、二次予選8Rで森田優弥(22=埼玉)が節目の通算100勝を達成した。

 地元記念の勝ち上がりで節目の100勝を達成。普通なら跳びはねて喜びたいところだが、森田の表情は曇りっぱなしだった。「行けるところがあったのに…。完全に判断ミス。自分だけになってしまいラインに迷惑かけた。脚の感じも良くないです」とまるで敗者の弁。

 しかし厳しい言葉が口をつくのは高いレベルを目指しているからこそ。今回は「大宮記念以上の結果(決勝9着)を出す」と前検日から張り切っており準決パスは絶対条件。「(これから)自転車をいじることはない。体のケアをしたりして、少しでも良い状態で明日(準決勝)戦えるように調整したい」とレース後すぐに準備をすすめた。