【小倉競輪・ミッドナイト】熊本地震から5年 中村健志が熊本記念への思い語る

2021年04月15日 20時03分

調整万全の中村健志は初日から全力投球の構え

 岸和田市営の小倉ミッドナイト競輪(FⅡ)は16~18日の3日間、A級1、2班戦7レース&ガールズ2レースの9レース制で開催される。男子は来期S級に復帰する中村健志(35=熊本)、好永晃(30=佐賀)、山本奨(32=岡山)、佐川翔吾(36=大阪)の特選組と115期の宮崎大空(22=熊本)、立部楓真(22=佐賀)や117期の貴志修己(25=和歌山)の若手がV戦線を盛り上げる。ガールズは児玉碧衣(25=福岡)、坂口楓華(23=京都)を二枚看板にして激しいバトルが展開される。初日メインの9R特選は実質先行一車の佐川が展開有利だが、気力充実の中村が波乱を演出する。

 前回の別府は大西貴晃(28=大分)のまくりに乗って抜け出し、今期初Vを飾った。「ラッキー一本でした。顔見せから感じはよかったが、大西君が内を気にしていたからでしょう」。1月のA級降級後、7場所目での美酒にほっとした表情を見せた。直前は中村圭志(40=熊本)らと普段通りの練習を消化。「疲れを抜きながら」と疲労を持ち越さず、万全の状態をアピールする。

 初日の16日は熊本地震の本震から5年。忘れることはない日だ。「街は落ち着いてきているが、競輪場だけは…」と話すように、熊本競輪再開に向けての先行きは不透明なまま。施設は大きく傷つき、バンクはところどころでヒビが入っている状況は少しも改善されていない。それでも選手、ファンの声は届いていると信じている。

「熊本記念を走ったことがないんですよね。久留米(代替開催)でもないんですよ。一度、走ってみたい」。中村は日本一アツいファンが生み出す興奮は体験しているが、最高潮となる年に一度の〝お祭り〟は知らない。その一員になるためにも、A級生活は今期でおサラバして、この先、何年もS級にしがみつくつもりだ。
 
 今節はシリーズリーダーとしての走りが求められる。3日間の1番車には先行選手からの位置取りの〝要望〟もあり「プレッシャーを感じる」と笑うが「お客さんに応えられるように」と車券に貢献する走りを約束。特選では九州の後輩・好永に頑張ってもらってからのタテ脚勝負で突っ込んでくる。

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