【宇都宮競輪・S級シリーズ】大ケガ&体調不良を克服した矢野昌彦が予選突破

2021年04月12日 16時05分

本調子には程遠い矢野。裏を返せばそれだけ伸びシロがあるということだ

 宇都宮競輪S級シリーズFⅠが12日に開幕した。8RのS級予選では矢野昌彦(38=栃木)が3番手確保から直線伸びて1着。久々の予選突破を地元で決めた。

 去年2月の大垣で落車し「左の肺が全部潰れたり、肋骨も4本も折れた」などの大ケガを負った。「呼吸が全然できなくて…」と復帰まで10か月を要したが、12月にカムバック。しかし和歌山記念の後、体調不良で再び長欠を余儀なくされた。今シリーズは復帰3場所目。「まだまだ全然ダメ」と本調子には程遠い中、地元の意地で約1年半ぶりとなる予選突破を果たした。

「ケガと体調不良の影響がまだかなり残っています。時間をかけて(ケガから)復帰したのに、体調不良でまた体力が一気に落ちた。まだまだ戻している段階です。でも逆に言えば、もっと良くなる余地があるということ。長い距離を踏んで逃げ切って、やっと完全復活と言える。そこを目標にして頑張っていこうと思います」

 ビッグレースの出場経験も豊富な実力者が、地元戦での1着をきっかけにして再浮上を目指す。

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