【小倉競輪・ミッドナイト】地元のオールドルーキー・吉田勇気がデビュー初Vへ激走誓う

2021年04月09日 13時29分

吉田がホームバンクで初優勝を狙う

 広島市営の小倉ミッドナイト競輪(FⅡ)は9日、最終日を迎え、8Rでチャレンジ、最終9RでA級1、2班戦の決勝戦が行われる。A級1、2班戦は九州作戦で野口大誠(31=熊本)の今期5V達成に期待がかかる。注目は8Rのチャレンジ決勝で、地元の117期・吉田勇気(32=福岡)に待望の初Vのチャンスがやってきた。

 2日間の激走はキラキラに光っている。初日(7日)は突っ張り先行で逃げ切り。2日目(8日)の準決3Rでも鐘前先行で別線を手玉に取り、マークした森山昌昭(49=福岡)―高松直満(48=福岡)を揃って決勝へ導く100点満点のレースを披露。「最高です。うれしい」と興奮冷めやらない表情で話し、続けて「初日より感じもよかった」と仕上がりにも胸を張る。

 32歳のオールドルーキーは昨年7月、本格デビュー初戦だった小倉で落車して鎖骨骨折と出鼻をくじかれた。8月武雄から戦線に復帰したが、レース運びは器用でないため勝ちきれず、トントン拍子で出世する同期には後れを取った。それでも、〝雑草魂〟で頑張ってきた。足しげくドームに通い、練習に打ち込む毎日。同じ大坪功一(43=福岡)を師匠に持つ今年3月に養成所を卒業した119期の山本浩成(22=福岡)を練習パートナーにして2人でもがき倒している。

 これまで決勝進出は8回あるが、昨年12月大垣の3着が最高成績。初Vを考えすぎるばかりに勝機を逸していたが、今回はリラックスして臨めそう。最終日(9日)8Rのチャレンジ決勝は三分戦となったが、2日間の積極策が実り、吉田には木谷凉(46=福岡)―森山の重鎮が続いて強固なラインが形成された。地元バンクの仕掛ける場所は体が染みついている。「勇気100倍」でライバルに先制パンチを見舞い、今度こそ勝利の美酒に酔う。

関連タグ: