豊橋競輪S級シリーズ「ジャパンカップ」(FⅠ)は9日にスタート。注目のスーパールーキー山口拳矢(25=岐阜)は予選11Rに登場して自慢のスピードを発揮だ。初日メインの12R特選はタテ脚トップの吉田拓矢(25=茨城)が自力にこだわる坂井洋(26=栃木)を目標に抜け出しを図る。

 その坂井は前回GⅡウィナーズカップの最終日に落車。「痛めたのは両手首と左太もも。最初はハンドルをしっかり握れなかったけど、練習は十分やってきました」。手首に違和感が残るも脚は心配なさそうだ。

 今回はいつにも増して気合が入っている。「ウィナーズで諸橋愛(43=新潟)さんにアドバイスをもらいました。レースの組み立てや走り方、気持ちの面もです」と、うれしそうに話す。超一流選手の言葉は重みがあり成長につなげたい。

 初日は吉田と関東2人の番組。「連係は何度もあります。拓矢は後ろでマークの競走を勉強すればいい。僕はまだ前の走り方が分かっていないから後ろは回れない(笑い)」と話し合うこともなく前後は決まった。落車後で準決フリーパスの特選。アクセル全開で猛アタックをかけるのみだ。