【伊東競輪・S級シリーズ】ニヒルな勝負師・竹内智彦「芦沢じゃなかったらやるけど」

2021年04月05日 18時00分

竹内智彦は芦沢大輔を深く認めている

 伊東競輪場で開催されているS級シリーズは6日、最終日を迎える。今節はレースカットもあり、10個レース制で行われる。S級決勝10Rは東日本勢の並びに注目が集まった。

 自力型は南関の岩本俊介(36=千葉)がいて、追い込み型は関東の芦沢大輔(38=茨城)と北日本の竹内智彦(43=宮城)。芦沢と竹内はともに厳しい番手勝負で知られる選手だ。

 決勝のメンバーが揃うと、竹内のところに芦沢がやってきた。芦沢から「岩本の番手、に行こうと思います。竹内さんも…」とあいさつされると、「いや、いいよ。回ってくれ」。困惑した芦沢は「えっ」とつぶやいて絶句した。

 竹内は「芦沢は自分の中で認めている選手だから。東3番手で」。マーク屋としてライバルでありながら、番手を回すことは最大の賛辞といえる。

「芦沢じゃなかったらやるけど、どう見ても格上だし。特別級の番手をやってる選手」

 ニヒルに笑う竹内も、これまで数々の番手勝負に打って出て、物議を醸したこともある。そんな男すら認めるのが、〝鬼のアシザワ〟。「他地区の選手からこんな言葉をもらえるとは恐縮です。責任ある位置、頑張ります」と声を震わせた。

 竹内の準決10Rは3角の動きが審議になったが「戻った時に起きた落車だから大丈夫だと思った」と平然。竹内もまた鬼の一人である。決勝10Rも3番手とはいえ、黙っているわけではない。スキあらば、突っ込む。

【関連記事】

関連タグ: