【宇都宮競輪・ミッドナイト】近況充実の増田利明が予選快勝 準決もあるぞ〝もう一丁〟

2021年04月05日 12時06分

増田利明は会心の勝利に笑顔がはじけた

 宇都宮ミッドナイト競輪(FⅡ)が4日、開幕した。予選5Rでは増田利明(42=静岡)が先行不在の組み合わせに乗じてまんまと逃げ切り勝ち。近況の充実ぶりを体現する会心の勝利に笑顔がはじけた。

 もう〝たまたま〟では済まされない。先行不在のメンバー構成に加え、最終HSまで誘導を使える展開の助けがあったとはいえ、500バンクを一番ラップタイの14秒4で逃げ切られては別線はグウの音も出ない。3番手をスンナリ確保していた実力者・松田優一(35=茨城)は仕掛ける素振りさえ見せなかった。

「誰も動いてこなかったので残り1周あたりで今日は先行かなと(腹をくくった)。ホント今日は展開。俺は気楽に走っただけだから。誘導も使えたし、こんなこと滅多にないからね」。そうは言っても長走路での先行などよほどの自信と覚悟がない限りできる芸当ではない。ここ3場所は一節に2勝ずつ挙げるピンラッシュで今年早くも10勝目(昨年は年間12勝)。数字も充実ぶりを如実に物語る。

 レース後の振り返りでは大好きな競馬ネタも弾んだ。増田マークで2着の柴田健(50=神奈川)が「感じ良さそうに駆けていたし、かかっていた。レイパパレみたいだったよ」と、増田の先行をこの日に行われた競馬のGⅠ大阪杯を逃げ切った無敗の牝馬の快走に例えて称賛。増田は「そんな。俺はいつでもモズベッロみたいな存在でいいの」と、2着に追い込んで波乱を演出した伏兵に自らをなぞらえ、笑顔で返した。

 準決も出番がありそうな組み合わせになった。人気は特選シードの太田将成(24=宮城)に譲るが、戦い方が制限される二分戦ではなく、周りの動きを誘える三分戦になったのは自在性を駆使する増田にとって間違いなくプラス。前回小田原の初日には断然人気の新鋭・山本勝利(22=東京)をまくりで沈めており、あっさり攻略したところでもう誰も驚かない。

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