【別府競輪・ミッドナイト】〝豊後の虎〟小野俊之 地元で5か月ぶりの復帰戦

2021年04月03日 18時38分

小野俊之が地元バンクで復活ののろしを上げる

 別府ミッドナイト競輪(FⅡ)は4日、開幕する。今節はチャレンジ4R&A級1、2班戦5Rの9R制でレースが展開される。

 後半のA級1、2班戦では今期5Vと勝ちまくっている地元の大西貴晃(28=大分)が堂々の主役。今回は3連勝をノルマに初日から快走を披露する。予選は117期の下井竜(26=三重)に大暴れの期待がかかるが、それ以上に気になる存在なのが、今回が復帰戦となる小野俊之(44=大分)だろう。

 2004年の「グランプリ」(立川)を制するなど、大分輪界の象徴である「豊後の虎」が156日ぶりに帰って来た。

 昨年11月に古傷の左膝にメスを入れた。福岡県内の病院で2度の手術。車イスから競輪人生を再スタートさせた。リハビリ中に炎症を起こしたりしたため、復帰には時間を要した。「バンクに入ったのは3週間前。もう少し日数は欲しかったが、別府だったので行きたかった」と、地元への熱い思いがカムバックへ踏み切らせた。「着実に戻ってきているが、思ったようなパフォーマンスができるかどうかは、走ってみないと何とも言えない」と、慎重に言葉を選んでいたが、ギラギラした目は獲物を狙う獣のままだ。

 復帰戦となる初日(4日)8Rに九州勢は小野、平川慎太郎(29=佐賀)と宮路智裕(55=熊本)の3人が顔を揃えた。小野は直近4か月間、レースを走っていないため、競走得点はゼロだが、宮路は「普通に俊之が番手でしょう」と当然のように〝指定席〟を譲り、平川は「地元を連れているので、ちゃんと自分のレースを」と意気込んだ。小野も早速、平川との意思確認を済ませ、臨戦態勢を整えた。

 多くの人が愛した「競輪」の魅力を伝えてきた男が、獰猛な走りを披露して、復活の雄たけびをとどろかせる――。

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