【宇都宮競輪・ミッドナイト】大ベテラン川口満宏「俺はもうちょっと頑張るよ」

2021年04月03日 18時02分

点数を下げている川口満宏だが、気力に衰えはない

 宇都宮ミッドナイト競輪(FⅡ)が4日、開幕する。東京の重鎮・川口満宏(54=東京)が競走得点を下げながらも、特選のイスに滑り込んだ。気力はまだまだ充実の大ベテランにとって、今が踏ん張りどころだ。

「予選回りが近づいてきたかな」。競走得点7番手での特選滑り込みに思わず本音が漏れた。S級から降級した今期はわずか1勝。ここ3場所は決勝進出からも遠ざかっている。年齢による衰え、7車の競輪への対応…。直面する現実を大ベテランは冷静に受け止めている。

「仕方ないよね。A級には3年前にも一度落ちたけど、その時よりも確実に厳しい」。後輩の大矢将大(42=埼玉)からは「実績が違い過ぎるから」と、古屋琢晶(35=山梨)の番手を回るよう打診されたが「そこまでの力はないよ。点数順でいこう」と3番手回りを自ら受け入れた。

 それでも、勝負師としての気力、上を目指す思いに衰えはない。「この成績だから悔しいし本当に不甲斐ない。でも、練習は一生懸命やってるから。S級点だってあきらめてないし、また今回からって気持ちだよ」と、今期の残り3か月での猛チャージに強い決意をのぞかせた。

 前回の川崎では同世代の川口輝明(55=北海道)がバンクを去った。「ガイダンスに決まったらしいね。残念だけどよかったんじゃない。輝ちゃんはしゃべるの好きだし」と、同年代の現役組が少なくなることには寂しさをにじませつつ「俺はもうちょっと頑張らせてもらうよ」と、いい表情で笑った。ベテラン健在アピールへ、できれば混戦の展開が欲しい。

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