【川崎競輪・ミッドナイト】大ベテラン川口輝明がラストラン 優勝で花道を飾るか

2021年03月30日 14時53分

約35年半の選手生活に別れを告げる川口輝明

 川崎ミッドナイト競輪(FⅡ)は30日、最終日を迎える。ベテランマーカー川口輝明(55=北海道)が今節で35年7か月の現役生活にピリオドを打つ。ラストランは8Rチャレンジ戦決勝。もちろん、貪欲に優勝を狙っている。

 引退を決めたのは1か月前。調子が上向き、手応えをつかんでいた矢先に函館競輪場内のガイダンスコーナーの講師(元選手が務めることが多い)を打診され、急きょ決断した。

「締め切りが2月の末でね。5年10年と先を見れば、この年で…。今は調子がいいけど、この先どうなるかは分からないから。今年に入ってワットバイクを買って練習に取り入れたら感じがよくなって、これなら2班の点も取れるなと思っていたんだけど…、しょうがないよね」。今後の人生を冷静に見据え、納得して引退の道を選んだ。

 出走数は準決でちょうど2900(うち388勝)。中でも思い出のレースにはデビュー戦の宇都宮(85年9月7→8→6着)を挙げた。「新人リーグだったんだけど、何もできなくてね。とにかく残念で仕方なかった。その次の西武園で優勝できて、これでやっていけるかなと思ったのを覚えています」

 55歳ではあるが、まだまだ余力を残した中で迎えるラストラン。もちろん〝出るだけ〟で終わるつもりなどない。初手の位置も先行が有力な平川雅晃(29=長野)の3番手というおいしい?位置を迷わず主張した。

「準決は展開が厳しかったけど、ずっと楽で3番手ぐらいあればアタマまでいけそうな感じがあった。平川君の3番手だったら全然チャンスあると思う。あとはこの年だから1日1日感覚が違う。そこがどう出るかだね(笑い)」

 引退レースで優勝といえば、ちょうど1週間前(23日)に林巨人(37=愛知)が名古屋競輪のS級戦で達成したばかり。その流れを考えれば、今回も期待せずにはいられない。イメージは3番手からの中割り強襲…。画面越しに多くのファンが、固唾をのんで見守っている。

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