松山ミッドナイト競輪は23日に2日目を開催する。初日8Rではケガ明けで1月20日以来のレースとなった宮崎大空(21=熊本)がハツラツとした動きでマークの高木竜司(44=熊本)とワンツー。好発進を決めた。

 宮崎の欠場理由は椎間板ヘルニア。「入院しました。もともと腰は悪かったんですが、筋トレのときにやってしまいました」。入院→安静期間→練習を経てレースに復帰した。不安や緊張感がよぎりがちだが、宮崎にはほぼほぼ無縁だった。「出走表を見たときは少し(緊張が)ありましたが、レースが始まる前は全然なかったです。楽しかったです」

 そこまであっけらかんと話せるのはそれだけの練習を積んできたから。「練習の調子は休む前以上。熊本で一緒に練習している仲間はみんな強いんで」。しっかりやるべきことをやってきたことで自信を持ってレースに臨むことができた。打鐘過ぎから仕掛けてホームの向かい風を2度浴びたため、ゴール前は番手の高木にかわされたが、ケガ明けとしては十分過ぎる内容だった。

 準決7Rは四元慎也(45=宮崎)とのコンビ結成。宮崎は「久々に先行して感覚がわかりました」とさらなる手応えを口にする。今シリーズは写真のように鮮やかな髪の毛で出場。四元と結果を出せば、その髪の毛がさらに映えることとなりそうだ。