伊東競輪ミッドナイト(FⅡ)は14日に最終日を行う。8Rのチャレンジ決勝には現在8連勝中の地元・仁藤秀(22=静岡)がA級2班への特別昇班をかけて登場する。

 117期の中でもトップクラスのダッシュ力を誇るスピード自慢が、ようやく特進に王手をかけた。「ここまできた(8連勝)のは初めて。初日はメチャクチャ緊張したんですけど、準決は落ち着いて走れた。練習の成果で調子も良いと思う。地元で特進に挑戦できるしお膳立ては整っているので、なんとか決めたいです(笑い)」と意気込んでいる。

 14日に大垣で行われる第117回生ルーキーチャンピオンレースには同県の鈴木陸来(24=静岡)が出場する。また同じく8連勝中の道場晃規(23=静岡)も前橋で特進をかけた一戦に臨む。「陸来さんや道場さん、あとは(長田)龍拳(20=静岡)、(渡辺)雅也(20=静岡)とか同県の同期はみんな本当に強いので。焦りはないけど、追い付きたい、置いていかれたくないって気持ちはあります」。スター候補がズラリとそろう〝静岡・117期〟の一員として、仁藤もなるべく早くチャレンジを卒業したい。

 決勝は後位が競りで先行一車の構成。油断せずにしっかりと人気に応えて、次のステップへと進む。