【京王閣競輪S級シリーズ・東京スポーツ杯】楠野史尭は〝世界のワシコー〟が認める男

2021年03月12日 19時00分

楠野史尭は「WASHIDA」のWポーズで猛アピール

 京王閣競輪場で開催されているS級シリーズ「東京スポーツ杯」は13日、最終日を行う。A級決勝には、隠れた逸材・楠野史尭(32=埼玉)が勝ち上がった。

 楠野は、輪界屈指のエンターテイナーで〝世界のワシコー〟と呼ばれる鷲田幸司(35=福井)が注目する男だ。2日目(12日)のA級準決5Rで、楠野は関東3番手回り。だが、ラインがばらけてしまったため、自力でまくりに転じ1着でゴールした。

 京王閣は1月1日、新年いきなりの落車で「頚椎を痛めてしまった」場所だった。約2か月後の復帰戦は「もがくとまだ痛みがある」状態とはいえ、気合一本の走りで決勝に勝ち進んだ。

 レース以外にも、中継向けの勝利者インタビューが見逃せない。定番の〝感極まる男〟は水面下にいるファンの心をとらえている。そこに熱い視線を送るのが、輪界一の情報分析眼を持つ鷲田。素晴らしさを称賛し、ファンのためにの思いを、熱く共有するのだ。

 楠野は「鷲田さんとは1回会ったくらいで、あまり話せてもないんですが」と恐縮していたが、この決勝を勝ち、より高い評価を得る可能性は十分ある。

関連タグ: