【小倉競輪・ミッドナイト】新米パパ・緒方将樹が熊本コンビで主導権奪取し「ミルク代を稼ぐ!」

2021年03月03日 14時32分

「決勝は熊本で決めます」と力を込めた緒方将樹

 防府市営の小倉ミッドナイト競輪(FⅡ)は3日、最終日を迎え、8Rでチャレンジ、9RでA級1、2班戦の各決勝戦が行われる。1、2班戦では緒方将樹(22=熊本)―松尾勇吾(22=熊本)で並ぶ熊本同級生コンビが本線を形成。本紙&東スポWeb(ミッドナイトレインボー)予想では、松尾を本命視したが、新米パパ・緒方の振り切りにも思わず、手を伸ばしたくなる。

 2日目(2日)の最終レースだった準決9Rは鐘4角から果敢にアタック。その踏み出しに後ろのマーク選手は離れ、掛水泰範(37=高知)―国村洋(43=山口)の中四国特選コンビが後位にはまる大ピンチも力を振り絞って、掛水を8分の1輪、振り切った。「力を出し切って、悔いの残らないレースをしたかった」。勝つには勝ったが、要所で別線のラインに出られて、まくりになった初日(1日)予選の悔しがった姿とは、まるで別人のすがすがしい表情だった。

 その前に行われた8Rで松尾と古閑良介(47=福岡)が揃って優出、最終日(3日)決勝9R、周囲の関心は、熊本コンビの前後に向けられたが、改まっての作戦会議はなく、緒方―松尾であっさり決まった。小倉に来る前から2人で話していたようで、松尾は「(緒方が)前でやりたいって言っていたので。強いから離れないように」と言えば、緒方は「同じ年齢なので前で走りたかった。(決勝は)熊本で決めます」と力を込めた。

 緒方はかつて九州軍団を支えてきた父・浩一氏(引退)の背中を追って輪界入り。117期生として昨年7月に本格デビューしたばかりだが、同年8月に結婚し、先月20日には待望の第1子が誕生した。選手ライフを謳歌している他の同期とは違って、守るべきものがある。「おむつは先輩方から頂いたので大丈夫。ミルク代を稼がないといけません」

 1、2班戦では昨年12月高知以来、2度目の1、2班戦優勝へ、準決の再戦となる掛水や、単騎戦となった同期の小笠原光(24=岩手)の動きを見極めての痛快弾で主導権を奪取。そして、仲間であり、最大のライバルである松尾とのゴール前勝負に持ち込む。

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