【静岡競輪・S級シリーズ】気迫あふれる走りで予選快勝の阿部拓真「やっと春が来た」

2021年03月02日 19時50分

初日は混戦を制した阿部拓真

 静岡ナイター競輪S級シリーズ(FⅠ)が2日、開幕した。S級予選6Rでは阿部拓真(30=宮城)が師匠の荻原尚人(37=宮城)を連れて自在選手のお手本のような立ち回りで混戦を1着でクリア。レース後は会心の笑みがもれた。

 これが後ろに師匠を背負う責任感。打鐘でいったんインを切り、緩めることなくペースを上げると福永大智(22=大阪)のカマシに飛び付き、番手キープに成功。返す刀で逆転してみせた。

「今日は一回切ることと、そこからの踏み出しがテーマ。重い感じはあったけど、気持ちでカバーできた。しっかり動けているし、最近では一番いいレースができたと思います」。荻原は4着で師弟揃って予選クリアとはならなかったが「あれは俺の技量不足と判断ミス。拓真は最高のレースをしてくれた」と、荻原は愛弟子の奮闘に最大級の賛辞を送った。

 1月のS級復帰後、これが勝ち上がりでは初の1着。苦手な寒さも一段落し、少しずつ調子が上がってきた。「重馬場は苦手。やっと春が来たって感じです」。もともと力はS1班クラス。卓越したレースセンスを武器に、準決でもうひと暴れする。

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