【いわき平競輪・GⅢいわき金杯争奪戦】鷲田佳史がS級初優勝 4人落車の混戦レース制す

2021年02月28日 19時44分

S級初優勝を果たした鷲田佳史

 いわき平競輪開設70周年記念(GⅢ・いわき金杯争奪戦)は最終日(28日)に決勝戦が行われ、4人が落車する混戦レースを鷲田佳史(37=福井)が直線突き抜け優勝。S級初優勝をGⅢ制覇で飾った。人気の森田優弥(22=埼玉)は最終3角で番手まくりを放つも落車を誘発し失格し、3連単32万7290円(385番人気)の大波乱となった。

「FⅠの優勝もないので実感がない。記念決勝の舞台で走れるだけでもうれしいのに…」。鷲田はS級優勝ゼロ、GⅢ決勝進出も2度目とあって話しぶりは37歳の中堅とは思えないほど初々しいが、レースでは努めて冷静さを保っていた。「隅田君の動きは頭に入っていたし、最終4角で(森田の)車輪が壊れたのもコースも見えていた。力まず走れました」。大量落車のアクシデントがなくても鷲田の優勝を確信できるほど、最終4角のスピードは際立っていた。

 年明け初戦の四日市FⅠで落車。1月までが選考期間のダービー出場権が狙える位置にいたため、その後の開催の強行出場も頭をよぎったが「同期の武田(豊樹・47=茨城)さんにも相談してじっくり治すことにしました」。結果、これが吉。復帰2場所目の今回は日ごとに感覚を取り戻すと、決勝でのアッと驚く大仕事に結びつけた。

 最近では117期早期卒業のルーキー・寺崎浩平(27=福井)の師匠としても名前が知られるようになった。すでに2度の連係実績はあるものの「今後一緒に走るならGⅠしかない。自分が強くならないと」と、新たなモチベーションも生まれた。この優勝でGⅠ競輪祭(11月小倉)の出場権も獲得。トントン拍子に出世する弟子の背中を追いかけながら、さらに上を目指していく。

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