【別府競輪・S級シリーズ】望月一成 バック28回! 先行一本で迷いなし

2021年02月26日 16時59分

望月一成

 ナイター開催の別府競輪S級シリーズ(FⅠ)は、27日に初日を迎える。今節注目は予選11Rに登場する望月一成(24=静岡)。バック28回と、走るレースのほとんどで主導権を取り切っている強引先行タイプ。実戦で長い距離を踏むことでジワリと脚力もアップしている。果敢な仕掛けでVの行方まで左右しそうだ。

 1月和歌山で行われたGⅢ岸和田キング争覇戦から、続く1月取手、直前の高松記念で11走連続でバックを取り切っている望月。「師匠(黒田直記、49=静岡、引退)の先行選手は単騎より2車、2車より3車とラインが長い方が有利にレースを運べるという教えがあってこそです。ラインで決めようと思ったら、戦法的には先行が一番いいわけですからね。意識してラインを生かせる競走と思っていたらバックが28回になったという感じです。バックが取れなかったら悔しくて、その日の夜は眠れないということはありません」と笑顔で語る。

 長い距離をもがくことで着実にパワーアップしており、前期は競走得点100点をキープ。今年に入って確定板に載ることも増えてきた。「そうは言っても、S級で決勝に乗ったのが1月の静岡だけ。真杉(匠、22=栃木)選手みたいにバック20本以上持っていて、点数もしっかり持っている選手に比べらたまだまだです」と、謙遜するが、バック28回の持つインパクトは強烈だ。

「バック数が増えるまでが結構、厳しかったけれど、ここまでくると相手が自分相手に大敗覚悟じゃない限りは叩き合いを挑みませんからね」。現在は、先頭で風を切って、どこまで逃げ粘ることができるか自分との勝負ということになるわけだ。「今回は、今岡(徹二、26=広島)さんもバックを20本以上持っていますよね。本音は嫌ですが、同じレースになって戦えることを楽しみに思っています」。先行一本、戦法に迷いのない望月がスケールの大きな競走で、今シリーズを大いに盛り上げそうだ。

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