ナイター開催の伊東競輪S級シリーズ(FⅠ)は25日、2日目を開催。翌26日のS級決勝メンバー9人が出そろった。
 
 新田康仁(46=静岡)と海老根恵太(43=千葉)の南関コンビは地区にジカで付ける目標がなく2人で熟考。新田は「自力はあまり出したくないなぁ。エビちゃんがいいなら伊原(克彦)の番手に行っていい?」と、海老根に持ちかけた。海老根は快諾するも「このメンバーで自分の自力は厳しい。(伊原―新田の)3番手はちょっと…。新田さんが自力だったら付かせてもらいますけど」と難色を示し、単騎となった。

 両者は長らく自力で戦い、南関地区の屋台骨を支えてきた功労者。2人の好連係が見たいとの声も上がったが「谷口(遼平)君の逃げイチみたいな感じでしょ。そりゃ、きつい。今は目標があるなら喜んで付きます」と新田はやんわりと断り、海老根も「いやいやいや…自力は」と困惑していた。