いわき平競輪開設70周年記念(GⅢ・いわき金杯争奪戦)が25日に開幕する。GⅠ全日本戦選抜競輪の決勝から一夜明けた前検日の24日、神奈川の選手からは地元優勝を飾った郡司浩平(30=神奈川)への祝福の声が相次いだ。

 川崎がホームの堀内俊介(31=神奈川)は、選考期間(6~11月)の成績がふるわず無念の裏開催回り。同僚の偉業達成から受けた刺激はあまりにも大きく「あのプレッシャーの中で勝つのは本当にすごい。自分もあの舞台で戦いたいと強く思いました」。もちろん郡司とは連絡も取ったそうで「競輪よりは別の話題。内容は…まあ、内緒で」と笑っていた。

 誘導員として参加していた松坂英司(46=神奈川)は目の前で郡司の優勝を見届けた。「浩平の何がすごいって、あの状況で高ぶっている感じがまったくなくて淡々としていたこと。冷静でしたね」と、精神力の強さに脱帽し「本当によかった。おめでとうですよ」と頬を緩めた。

 佐藤龍二(32=神奈川)もいつもの明るい調子で郡司を祝福した。「LINEでメッセージ送ったらスタンプが1個返ってきただけ。アイツはいつもそう(笑い)」。郡司との連係が多かった時期もあり「俺、浩平をほとんど抜いてるんですよね。今となってはこれも自慢かな」と話していた。