西武園競輪ミッドナイト(FⅡ)は23日に2日目が開催され、4Rのチャレンジ準決勝はカマした藤田周磨(23=埼玉)の番手にハマった秋本耀太郎(22=栃木)が直線追い込んで1着。連勝で決勝進出を決めた。 

 自身初となる連勝での勝ち上がりを決めたが「今日は展開が向いたおかげ。たまたまです」と浮かれた様子はなし。とはいえ初日は真後ろにいた菅田謙仁(28=宮城)を振り切っての逃げ切り、準決も好メンバーがそろっていた中での1着だけに価値は十分だ。

 初優勝に王手をかけたが、チャレンジ決勝(24日・8R)は「正直、あまり得意じゃない」という単騎戦。それでも「単騎というのをあまり気にせず、行けるところがあったらしっかり仕掛けたい。同期の(中村)隆生(20=栃木)も初優勝の時は単騎で逃げ切っていたし。自分も続けるようにベストを尽くします」と自分に言い聞かせるように話した。

 恩師でもあり尊敬する坂本英一(53=栃木)に「初優勝の報告を早くしたい」という大きな目標がある。悲願成就のためにも、決勝では勇気を持って勝負どころで果敢にスパートする。