
神奈川県の川崎競輪場で「第36回全日本選抜競輪」(GⅠ)が開催されている。23日はシリーズの最終日。決勝12Rを前に平原康多(38=埼玉)がイメージを語った。
今節の目玉は今年1月に愛知から静岡へ移籍、南関地区の選手となった深谷知広(31=静岡)の走りぶりだった。初日、2日目と深谷が川崎をホームバンクとする郡司浩平(30=神奈川)の前で果敢に主導権を取り、レースの流れをつくった。
2日目の「スタールビー賞」で一緒のレースを走った平原は「深谷―郡司でそのまま出られると厳しいですよね。2段駆け態勢に入るのを、簡単にやらせてはきつい」と振り返る。
平原はタテヨコ万能で、さばきも素晴らしい。だが性格上、他のラインを分断する走りはあまり行わない。力で、タテ脚で勝負する傾向にある。最終日(23日)の決勝12Rもむやみに分断に行くと、西ラインを引き出す可能性もある。
悩ましい構成だが、勝つために何ができるか。GⅠ7回の優勝を誇る実力者の動向に注目が集まる。
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