四日市ナイター競輪(FⅡ・ガールズ)は14日、2日目を開催。6Rガールズ予選2は中嶋里美(30=愛知)が人気の坂口楓華(23=京都)をまくりで撃破。続く7Rガ予2は大本命の高木真備(26=東京)がスピードの違いを見せて圧勝した。

 ヒットを飛ばした中嶋はカメラに向けてガッツポーズ。大先輩の松井英幸(56=愛知)に「カッコいいね」と冷やかされると、すかさず「松井さんの誕生日だから気合が入ったんですよ」と切り返し「初日、何もせずに終わったから反省して仕掛けようと。いいタイミングでいけました」と声を弾ませた。

「真備ちゃんとかスピードがすごいですよね」。ガールズも男子と同様に自力タイプのレベルアップが進んでいて、対応していかなければという思いは強い。「土台からやっていこうとパーソナルトレーナーをつけてやっています。体の使い方が分かってきました」。トレーニングの効果をうれしそうに話した。

 昨年は3回優勝したが一線級とはまだまだ力の差がある。「ガールズコレクションは出たことがないです。今の点数は52点ぐらい。まずは成績を安定させて55点を取れるようにしたいですね」。堅実な中嶋らしく長期プランで上を目指す。

 最終日(15日)に争われる11Rガールズ決勝はシリーズリーダーの高木が抜けているが、坂口と小林莉子(27=東京)の抵抗は必至。うまく間隙をついて自力を出せば金星も可能だ。