【別府競輪・ミッドナイト】畝木努が初日特選2着スタート 弟・聖の快進撃に発奮

2021年02月10日 15時03分

畝木努

 別府ミッドナイト競輪は9日に開幕。メインの9R特選は高木和仁(46=福岡)が7番手から最内を上昇、最後は中割りで突き抜け1着と幸先の良いスタートを切った。しかし、内容的には打鐘から果敢に逃げて谷口明正(37=三重)や大西貴晃(28=大分)をまくり不発にした畝木努(26=岡山)が光っていた。

 8日の前検日は「濃厚接触者の疑いを持たれた関係で、2週間ほど自宅待機。一歩も家から出られないというのは、それはそれでつらかった。さらに、自由の身になって練習を再開したら、3日前に落車。体は大丈夫だったし、自転車も傷が付いただけだったけど、もうボロボロですよ。あっ、でも、抗体検査では白(陰性)でしたからね」と、さえないコメントに終始していた。

 そんな畝木の表情が一変したのが、弟の聖(24=岡山)がA級1、2班戦の初戦、1月の別府で1、1、5着と頑張っていたという話題を振った時。「俺は弟に負けたことはないですから」と、畝木の闘魂に火が付いた。さらに、初日の9日に、小倉に参戦していた弟が3連勝でA級初優勝を果たしたことが、さらに畝木のやる気スイッチを刺激した。「3番手まくりなんて、こしゃくなまねをしやがって」。兄の威厳を示すため、腹は決まった。“逃げて3連勝を決めてやる”。

 初日特選の打鐘先行は、そんな畝木の気持ちの表れだった。レース後は「2着じゃ、もう完全優勝できないですね」と、悔しさをにじませていたが、レース内容的には十分過ぎるもの。10日の8R準決も、豪快な走りを見せてくれるはずだ。

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