【川崎競輪・S級シリーズ】事故点が足かせの神山拓弥 今月は我慢?

2021年02月09日 17時03分

神山拓弥

 川崎ナイター競輪S級シリーズ(FⅠ)が10日に開幕する。得点最上位の神山拓弥(34=栃木)は近況も好調で優勝候補の一人だが、特選は目標不在に歯切れが悪い。もちろん、それには事情がある。

「事故点が厳しいんですよ…」。メンバーを見るなり、神山はこう切り出した。直近4か月の事故点は110点(オフィシャルサイトで公表済み)で、今月中に120点を超えれば4か月後の6月にあっせんが止まるという悩ましい事情がある。先行一車の構成で激しく攻め上がりたいところではあるが「流れで自在ってことで…」と、初手からの厳しい位置取りは明言しなかった。

「6月が止まると高松宮記念杯(GⅠ)に出られない。せっかく調子が上がってきたのに、これはさすがに痛い」。昨年12月の佐世保記念で自転車を戻してからは見違えるように成績が急上昇。「番手でいろいろできる状態にやっと戻ってきた」と確かな手応えがあるからこそ、今月の残りは先を見据えて我慢と決めている様子だ。

 その一方、こうも続けた。「基本的に自力のところには(競りに)行きたくない。このメンバーで俺が行くとしても3番手だね」と、自力同士で並ぶ桜井正孝(33=宮城)―庄子信弘(42=宮城)の分断はしづらいとの考えも示した。弱い者イジメはしない――。垣間見せた神山の流儀に、追い込みとしての意地がチラリとのぞいた。

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