【太田理恵の夜の贅沢】「KEIRINグランプリ」観戦で印象的だった郡司選手&和田選手の…

2021年01月19日 16時00分

平塚競輪場でグランプリの“生”車券を購入しました

 こんにちは、2021年も東スポミッドナイト競輪アンバサダーを務めます、太田理恵です!

 1月から期が変わり、ミッドナイトでは各選手の新しい級班でのレースをチェック中です。万車券の出目やライン形成については以前調べましたが、最近はこの2点に注目しています。「直近、好調もまだ競走得点に反映されておらず人気が薄い選手」と「人気を集めているが末脚や組み立てなど飛ぶ可能性のある選手」です。過去に考察した万車券の展開に選手の特徴をプラスして考えれば、万車券に近づけると思っています!

 年末は、競輪歴1年強の私にとって2回目の「KEIRINグランプリ」を見て過ごしました。一瞬の判断の重さと緊張感を感じながら、松浦選手が特に光ったレースだったように思いました。

 初手の位置取りの判断や平原選手への飛びつきもそうですが、中国ラインの強さを最も感じたのは最終バック。清水選手が郡司選手のまくりをけん制し、それにより郡司選手を失速させ、さらにそのあおりによって後ろの新田選手が仕掛けづらくなったのではないでしょうか。そして最終3コーナーで松浦選手が車を外に持ち出したことで郡司選手へのけん制となり、かつ内にコースが空きました。この時点で松浦選手、清水選手にそれぞれコースがある状態。結果的に清水選手は平原選手のブロックを受けましたが、2センターでは清水選手の優勝かと思ったほどです。脇本選手の番手に飛びつけずとも3番手を確保し、後ろを出させず、清水選手のコースもつくった松浦選手。8着でしたが、最も目を引きました。

 また、現地で見て印象に残ったシーンが、和田選手のゴール後。メディアで使われる写真のほとんどは、郡司選手が和田選手の腕を上げる写真。しかしゴール後、先に相手の腕を取って上げたのは、優勝した和田選手の方でした。

 そして気になったのは、脇本選手の11・5秒という上がりタイム。昨年一年間の脇本選手の400バンクの先行レース全てと比べても、踏み合った1レースを除いて最も遅いタイムです。タイムだけで一概に比べられるものではないですが、一年間のレースで仕掛けが最も早かったのが今回のグランプリ。他レースは鐘から鐘過ぎで前に出ていましたが、グランプリで前に踏んだのは鐘前の2コーナー。しかしそれでも脇本選手は先行逃げ切りでグランプリ優勝を実現できそうな強さで、今年のグランプリがどんなレースになるのか待ち遠しいです。

 ☆おおた・りえ 1992年6月22日、東京都生まれ。東京大学大学院卒、ミス・ワールド2014日本大会審査員特別賞、同大会2015実行委員長賞受賞。

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