【岸和田キング争覇戦】松浦悠士〝正月ダウン〟から急回復し圧勝「次の大きなレースにつながった」

2021年01月12日 18時00分

通算7度目のGⅢ制覇を果たした松浦悠士

 岸和田市営の「開設71周年 岸和田キング争覇戦in和歌山」は12日、最終日を開催、12Rの決勝戦は才迫開の先行に乗ったS級S班・松浦悠士(30=広島)がバックから飛び出して圧勝。2020年4月武雄以来、通算7度目のGⅢ制覇を果たした。

 年始の松浦は昨年末のKEIRINグランプリ2020を終え、緊張の糸がプッツリと切れたせいかダウン。副鼻腔炎と診断されて正月早々、4日間は寝込んでいたという。

 本調子を欠く中での参戦には不安もあったが、そこは競輪界のトップを担うS級S班。見事な修正能力を示した。そして優勝。「才迫君が頑張ってくれたのが大きいが、90%までは戻っていたので。今のデキで結果が出たし次の大きなレースにつながったし楽しみ」と視界は一気に良好となった。

 この先は松山GⅢ(21~24日)、高松GⅢ(2月4~7日)、そして今年最初のビッグレースである川崎での全日本選抜競輪(GⅠ・2月20~23日)が控えている。「特に高松が楽しみ。あそこを走ると不思議と脚が(いい時の感じに)帰ってくる」と目を輝かせた。

 今シリーズは首都圏で緊急事態宣言が出る中でも和歌山本場ではなんとか観客を入れての開催ができた。表彰式では集まるお客さんに向けて「去年から新型コロナウイルスの影響でファンサービスができなくて心苦しいが、できるようになったら出待ち、入待ちにもしっかり対応させていただきますので、これからも応援よろしくお願いします」と頭を下げた。

 苦しい中でも走り初めを最高の形で締めた松浦。2021年はさらなる飛躍が期待できそうだ。