【オートレーサーマシン図鑑88】森本優佑(22)飯塚・31期
愛機名は「ヘラクレス」。「1級車になるとき、車名のことを全く考えていなくて…。親方(指導員・室田泰利=24期)と相談して、親方が以前使っていた車名をもらいました」と師匠の車名を受け継いでいる。
子供のころ、オートに連れていってもらい、レーサーに憧れた。「印象に残っているのは2級車の時の久門(徹)さん、木村(武之)さん」という。選手になった当初は「(選手が)怖かった。オーラとか、ムードとかが。だから存在感を消していました(笑い)」。ただ、そう思ったのは最初だけ。先輩レーサーは面倒を見てくれるし、現在の車は久門からフェンダーや燃料タンクをもらったものだ。「たまに(久門と)練習で合わせていただいたり、アドバイスもいただけます。すごい感謝しています」
レースで勝って恩返ししたいところ。近況は以前からあった乗りづらさが解消。「3月の地元でフレームを替えて1着が取れるようになった」と上向いた。4月の浜松ゴールデンレースでは、GI初出走で1着を取り、予選も突破した。準決勝からはハンデが重化し6着に終わったが、GIでの好走で手応えを感じたはず。「スタート力をつけたい」という課題がクリアできれば、さらなる飛躍が期待できるので今後も注視したい。
☆もりもと・ゆうすけ=1991年9月4日生まれ。福岡県出身。2011年7月8日選手登録の31期。同期は岩田裕臣、佐藤摩弥、青山周平、渡辺篤、春本綾斗、鐘ケ江将平、中尾貴志など。血液型=A。
師匠の車名「ヘラクレス」受け継ぎ恩返し誓う
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